第8話

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「ま、でもこの男の娘のことなんか見ないで私だけを見て!っていう亜紀の気持は痛いほどわかった。本気で痛いし」 「なにをどう間違えたらそういう解釈になるのよっ!?」 「え、違うのか?」 「違うわよッ!!」 「ま、まぁ二人とも落ち着いてください」 そ、そうね。マコに合わせてたら私が持たないわ。 「男の娘の言う通りだ亜紀、いくら俺に会えたのがうれしいからってはしゃぎすぎだ。CD買ってないのはしょうがない。んじゃ今から俺と買いにいこう」 がしっ!と私の腰に手を回すマコ。 「だ、か、らぁぁぁぁぁぁ」 マコの顔を右手で掴んで、そのまま持ち上げる。 「あだだだだぁぁぁ!?割れる割れる割れるッ!!!!!」 「なんであんたはいちいち外国風なのよっ!?」
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