第2話

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家を出て海岸沿いにしばらく歩くと見えてくる喫茶店『Astral』 近所ということもあって、私が度々お世話になっている店である。 「こんにちわマス……」 「いらっしゃいませ~♪」 扉を開けて陽気に挨拶をしようとしたところで、メイド服(?)を着た美少女が飛び込んできた。 もろ私の好みである。 さらさらと流れる黒髪が美しく、メイド服(?)ともあいまって、おもわず持ち帰り見ほれてしまう。 私が女性だとしても、この可愛さには振り向かずにはいれなかっただろう。 「1名様ですか?」 「あ……は、はい」 ふわりとした笑顔を向けられると、もう一度上の空になってしまう。 それほどまでに私の心を打ち抜く仕草だったのだ。
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