16人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
茜色の約束
いきものがかり
茜色した
陽だまりのなか
無口な風が ふたりを包む
歩幅合わせて
歩く坂道
いつもあたしは
追いかけるだけ
つまずいたり 転んで
泣いてみたり
決して うまく 生きれる
あたしじゃないけど
あなたがほら
あたしの
手を引くから 恐がる
心も 強くね なれるよ
だから
泣いて 笑って
つないだこの手は
重ねた言葉に
負けない 約束
あなたに 出逢えた
茜の空に
ほら あの日と
おなじことを 願うよ
時はいつでも
木の葉散るように
知らぬ間に手を
すり抜けていく
ひとつひとつ 季節は
過ぎていくけど
あと いくつの 想いを
伝えられるだろう
ありふれていた日々さえ
戻せはしない
この毎日を 一瞬を
愛しく 想うの
だから
涙も 笑顔も つないだ
この手も
幾重の写真に負けない想い出
あなたに 出逢えた
茜の空に
ほら あの日と
おなじことを 誓うよ
やがて「別れ」が
訪れても
ふたり すべてを
受け止めていく
「出逢った場所」
も
「今いる場所」
も
永遠に心と繋がっている
ほら
振り返れば
足跡が 続くよ
だから
泣いて 笑って
つないだこの手は
最後の瞬間まで
離しはしないで
この道の先をまたふたりで
歩いていこう…
歩いていこう…
だから
泣いて 笑って
つないだこの手は
すべての言葉に
負けない 約束
あなたと 出逢えた
茜の空に
ほら あの日と
おなじことを 願うよ
最初のコメントを投稿しよう!