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「ブモー」
二人は唖然とした。
魔力を使い切り意識を失ったエルを背に乗せたゴロゴルがのしのしと歩いてきた。
「敵意はないな…だが…きみの麻袋のハーブに興味があるみたいだよ?」
ゴロゴルに乗り込み、上からヴィルが見下す。
「ヨォシ良いだろう。城まで送れ。」
ゴロゴルにハーブを少し分けると傷ついたエルにハーブのスープをレイヴンはムリヤリ流し込んだ。
「ぶはっ!!まずっ!!なんだこりゃぁぁ!!」
エルは飛び起きた。
「よぉ。」
「やぁ。」
レイヴンとヴィルはそ知らぬ顔で笑いをこらえていた。
「ブモ?」
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