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誰かもわからない君を好きになった
あの夜、路上で歌っている君を見かけた。
独自のリズムと詩。
それはプロ並みとは言えないけど僕の心に響いたんだ。
どこの誰かもわからない君に一目惚れしたんだ…
ギターを弾く君の横顔、詩を歌うその声…
すべてが大好きだよ。
君のすべてがあいおしい。
だから、ずっと傍に居てほしいんだ…。
君以外、誰もいらないから、ずっと僕の傍で歌っていて…
星が輝く日、また君は歌っていたね。
お客さん達は、笑っていて楽しそうだったよ。
沢山の観客、沢山の笑顔。
その中でも君の笑顔が1番輝いていたよ。
ギターを奏でるその指、どこか遠くを見つめるその瞳…
君の仕草、一つ一つをまた好きになる。
また、傍に居てほしいと思う、いや願うんだ…。
君以外、何もいらないから、ずっと僕の傍で笑っていて…。
~end~
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