始まりはいつだって唐突なんだよ

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ごめんなさい とても暗い ここはどこだろう 上も下も縦も横もない、なんなんだこれは そうか、これも夢かなら安心だ そうだ全部夢だったんだ 俺はこれから眠気に襲われながらもベットと格闘して下に降りて朝飯を食べるんだ そして朝食を終えて時間を確認したら遅刻ギリギリだったりして律儀にも待っていてくれた妹が怒ってんだろうな あれ なまえ 妹の名前が出てこない おかしい 名前がわからないなんて兄貴失格だな でも、目の前にいるじゃないか、そうだこれを話のネタにしよう そしたら妹の名前も何もかも思いだして元通りだ
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