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一流もなにもないのだが、この妹はやけに嬉しそうににこにこしていた
「・・・・・・・・・・ちなみに・・・乗と倍数では全然意味が異なってくるからな」
「ふえ!!??え!?一緒でしょ?え?違った??あれ??」
「はぁ・・・・時間がないから近道するぞ」
こいつ、ほんとに中三か
と内心で考え我が妹の将来について少々頭を悩ましたりしながら人気のない裏路地を通っての登校となってしまった
これから・・い・・・ぐ
学校に着いてから気がついたのは遅かったのかもしれない
でも朝はわからなくて当然だった、俺のはそれはあたり前で当然だったから
その当然が俺に異変を気付かせなかった
家族がいる自然に他人がいない異変
はじめは俺達が遅刻したからだと思った
だが違った完全に人の気配というものがなかったのだ
「なんだよ・・・これ・・・っ!?」
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