第四章 激突

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龍来が駆け付けると しんがりの敵将を 囲むようにして 龍来軍が戦っている。 こんなに追い込まれても 尚奮闘する敵… 敵ながら天晴れだ。 一体誰なんだろうか…。 龍来は 味方を押し退け 前まで行くと 向こうはこちらに気付き 声を張り上げた。 「我が名は獅子達秀。  ここから先は  通すことはできん。  お引き返し願おう。」 そう言う達秀は もうどれくらい ここで戦っているのか 相当疲れている。 達秀がこちらの 兵にやられるのも 時間の問題だろう。 しかしこんな 猛将を殺してしまうのは 非常に惜しい。
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