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龍来が駆け付けると
しんがりの敵将を
囲むようにして
龍来軍が戦っている。
こんなに追い込まれても
尚奮闘する敵…
敵ながら天晴れだ。
一体誰なんだろうか…。
龍来は
味方を押し退け
前まで行くと
向こうはこちらに気付き
声を張り上げた。
「我が名は獅子達秀。
ここから先は
通すことはできん。
お引き返し願おう。」
そう言う達秀は
もうどれくらい
ここで戦っているのか
相当疲れている。
達秀がこちらの
兵にやられるのも
時間の問題だろう。
しかしこんな
猛将を殺してしまうのは
非常に惜しい。
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