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千陰「ただい…」
?「遅い!!」
千陰が言いかけたとき、鈴のような声が割り込んできた
千陰「…まだ『ただいま』って言ってねぇよ…」
千陰は少し苛立った声で言った
怒る所は間違っているが、気にしてないようだ
?「遅いよ!
ちゃんと文(ふみ)届いたでしょ!?」
その子は少し小柄で、綺麗な黒髪をしていた
目は吸い込まれそうなぐらい澄んだ黒だが、今はそんなことを考えてられない
その子は見た目には似合わない怖い顔をして、腰に手を当てて立っていた
千陰「そんなに怒ることはないだろ、ゆい」
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