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続々・ピザ
電車から降りた。
嫌々ながら、一応俺は友人に電話する。
「…もしもし」
アホな友人は、それだけでテンションが上がったらしい…。
留守番電話サービスを気取り始めた。
『はい…!!只今留守にしております…!!ご用の方は発信音の後に「ピーッ」というメッセージをどうぞッ…!!』
お前がピーッという音からどんな情報を得るか知らんが、とりあえず切って良い?
そんなメッセージを込めて、俺はピーピー言ってやった。
案外、俺も大概なのかもしれない…。
そんなこんなで、俺はピザを10回言った。
これで気が済むなら安いものだろう。
『…んじゃ、ここはッ!?』
電話で「ここは?」も何も無いだろうが「肘は?」と言う訳にはいかないだろうし俺は答えた。
「…膝…。」
これで気が済むなら安いものだ。
『ぶっぶぅーッ!!「脇」でした~ッ…!!どうよ?この見えないトリックを使っ…』
プツッ…。ツー…、ツー…。
ひどく空しい気分で、俺は駅を後にした。
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