契約人

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野次馬の一人に私もいた。 教室のベランダに押し寄せる生徒を上手く交わし、最前列で下を見る。 『…スゴッ……』 思わず目を見開いた。 かなりのデカさだというのに、その中に書かれた文字?は細かすぎて上からでは蛇字のようにしか見えなかったのだ。 『…コレは魔法陣ね。』 『…「魔法陣」?』 声の主、つまりは横にいた野次馬の一人に顔を向け尋ねる。 …「魔法陣」ってアレだよね?よくマンガとかで出てくる魔法使いが魔法使う時とかなんかを召喚する時に書く………。
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