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『これでいいの?』
『よし、上出来だ。
後は“代償”
となるモノと、
召喚者の
血を垂らすだけだ。』
『…………』
私は無言で
頷き、
先程用意した
ナイフで
髪の毛を
切った。
バサリッ
セミロングだった
私の髪は
見事に
ショートヘアーに
なってしまった。
切った髪の束を
バサリッと
描いた「魔法陣」の
中央に
落とし、
更に指先を
ナイフで切り、
血を垂らした。
『…………』
ドクッドクッ…
果たして召喚は
成功したのだろうか?
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