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『おいっ!!
何でソイツ
動いてるんだよッ!!』
先頭を走るアズが言う。
そう、萩浦菜月が
いるせいで
いつものように
空を飛んで
逃げられないんだ。
『知らないからッ!!』
よりにもよって
萩浦菜月なんて……
ホントに私は
ツイていない
みたいだ。
『…仕方ない。
俺が食い止めるから
お前らは逃げろ。』
…え。
食い止めるって
つまり力を使う
ってコトだよね…?
「君の寿命は悪魔が力を使う度に短くなる。」
アノ声が頭の中を
何度も掠める。
『私も残るわ!!』
…え?
今のは私の声じゃ……
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