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『萩浦さん、渡して!!』
私は叫んだ。
『嫌よッ!!
この本には
沢山の
「魔法陣」が
載っていたの。
私はソレを
試すまで
渡さないわ!!』
…なにぃ!?
なんかさっきと
言ってるコト
違くないか!?
しかも
「魔法陣」を
試したいなんて
命知らずにも
程がある。
バッ
私が思考を
張り巡らせて
いる間に
アズは
萩浦菜月から
「魔法書」と
呼ばれた
分厚い本を
奪い取っていた。
『こんなモノ……』
憎悪に満ちた表情で
アズは本に
火をつけようとする。
『…ダメっ!!!』
ボトッ……
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