魔法書

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『時間がないから 説明は簡単に言う。 お前が描いた 「魔法陣」は 描いた者の 魔力と比例する ようになっていた。 そっちの奴が 同じモノを 描いても 同じモノが 召喚される訳 じゃない。』 アズは空を 見詰めたまま 口を動かした。 …確かに今は時間がない。 『…わかった。』 私は仕方なく承諾した。 『よし、 なら俺が アイツを 引き付ける間に お前は ソイツの援護をして 「魔法陣」を 完成させろ。』 『わかった。』 そう言って アズは黒い翼を 広げ空へと 羽ばたいて行った。 『…す、スゴイわ。』 『いいから早く 枝拾って書く!!』 『わ、わかってるわよ!!』
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