魔法書

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『…ああもう!! 何止まってるんだ アイツ!!』 やっぱり無理か…。 とその時、 ビュッ と、 強い風が木々を 大きく揺らした。 ……風…!!!! 『アズッ!!! 私も上に連れてって!!!!』 筋力に自信はないケド 数秒だったら 片手でも ぶら下がれるはず。 私は近くに 生えた木の枝を 二本へし折り、 アズが下へ 下りてくるのを 待つ。 ココで上手く 敵が下に下りて来て くれたら一発で いけるんだケド……。 さっきの 光りのせいで 敵は下を 警戒している みたいだし、 それは期待しない方が いいな。
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