君の心の夏空に独り

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綺麗な夏空 孤独に独り 愛を求めて 君のもとへ… 暑い夏日に 独りで膝を抱いていた 光る粒が 瞳(め)から頬に 流れてく 暗くて冷たい 胸の中 黒く醜い憎しみが 次から次へと 溢れ出る 独りを恨み 独りを苦しむ 僕の瞳(め)に映るのは 絶望と恐怖しかないの むせかえるような 血の匂い そこに 一人寂しく 浮かぶ僕 隣に転がる 大切だった貴女(ヒト) 僕はソレを優しく撫でる 髪を一房(ひとふさ)つかみとり 優しく… 優しく… 接吻(キス)をする 赤にまみれた 大切だった貴女(ヒト) 僕は貴女(きみ)に 愛を… 接吻(キス)を… 捧げよう… ~fin~
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