Ⅳ 10/6…2

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困った… どうしたものか… 唇を噛みしめ うつむいて思案を巡らす俺に チェシャ猫が言う 『もし、良かったらなんだけど 代金分の何かを代わりに売ってくれる? 帽子以外で良いよ』 それは妙案だ でも 『代わりにって… でも何もないぜ』 チェシャ猫を見上げる俺 俺を見下ろすチェシャ猫
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