第6夜 俺と銀

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「この店はこれから修也と大和の指揮でやるように!」  一同は若き指揮者、タクトとなる大和さんへ視線を向け、大和さんは一つ浅く頭を下げた。 修也さんは我関せずな態度であり象徴、みなもそれを理解している。  SilverMoon、いや‥県下の帝王はこの人である、指揮者の器を越えた存在だと‥‥ 「ホントは蓮に頼みたいけど君は自由人、縛れないからね?」 蓮さんは軽く笑ってるだけ。 ――そっか!んじゃBurが開くならそっちにも金落としてやんないとな!株も上がるし! 「そうそう、陸(リク)が結婚する事になって今週であがるから、陸、一言」 ――結婚?結婚、か…… ―… 「以上、では開店作業して本日も1日宜しくお願いします!」 『『『はいっ!』』』  とうとう此処まで来た、夢は手に届く所にある。そしていつか俺も陸さんみたいに麻理と結婚するんだ。 全てがこれでうまく行く。 全て!!
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