第7夜 Glory Days

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――麻理?俺頑張るから お前の自慢になれる様に男もっと磨いて、その力で稼いで、沢山贅沢させてやるから。 ――麻理、幸せにするから! 『前から火、失礼します』 麻理に貰ったライターを今日も使い客に火を点ける。  酒を飲み、必要とあれば手を握り肩も抱く、チープな甘い言葉を吐き、気持ちのない笑顔で向き合い、今日も客を相手にする。 ――俺の為、麻理の為。 最近は客からのプレゼントも増えた。 「これプレゼント!カートン3つね!」 『助かるねぇ!サンキュ!』 つっても、タバコに始まり香水やピアス、そんな小物が多いけどそれでいい。  俺が欲しいのは物じゃなく数字、高価な物を貰うならその金を店で使い、俺の登る階段となってもらう。 俺は麻理さえ居れば他に物欲なんてないんだ。 ――そう、物を買うなら酒を頼め 『ボトル空いちゃったけどどする?』 「んじゃワインでもいっちゃおうかなぁ!」 『そうこなくっちゃ!』  空いた焼酎の口に詮を締めながら鈍い笑顔で次のボトルを要求。 ――そうだ!今更安い酒を俺に飲ませるな ――俺の事が好きなら俺に似合う酒を入れろ 何色の酒だ? 何の種類だ? 俺に言わせるなよ? お前の飲む酒は好きにすればいい 俺はそんなの飲まねぇ 安い酒ならヘルプと仲良く飲んでりゃいい ――テーブルを綺麗なボトルで……俺共々彩れッッ!!!
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