第7夜 Glory Days

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んじゃ夜景? 『‥微妙……』 ――何処行きたい所聞いておけば良かった ――もう一回電話しよ! ………… 『あれ?』 電話を鳴らしても出ない、風呂か?まぁいい、逢うまでにまた聞けばいいか! ――んじゃ俺も風呂入ろっかな!  ベランダに干してあった黒いバスタオルをむしり取りシャワー室へ、鼻歌まじりに向かった。 ――… 『今日は誰が来るかな……っと!』  好きな洋楽を聴きながらコンビニの弁当をゆっくり食べつつ、携帯をいじり回す。  最近は自分からあまり客に連絡をしていない、してなくても向こうから連絡が来るか店に勝手にやってくる事が多いからだ。 手間も省けて電話代も浮いていい事だ、その分寝られるしね。 ――さて……と!暇だし眉毛でも手入れしますか  引き出しから取り出した鏡で自分の顔を良く見てみると、自信に溢れた自分の顔を見て思わず鼻で笑ってしまう。 ――まだまだこれからっす、自分!……ッテ!!  鏡に移る自分に一人意思表明をして眉毛を抜いていく。 ――髪も伸びたか?  麻理と付き合う時に短く切った髪、今は少し明るいアプリコットな茶色い髪の襟足が肩に付く手前まで、前髪も鼻にかかる程に伸びてきた。 『よし!!』 スタイリング剤を手に取り髪をいじりだす。 『ふん、こんなもんか?』 ――こっちの方が出来るホストっぽいな!! ソフトリーゼントっぽく整えた髪を見て一先ず終わり。 『さて…と。着替えて行くとしますか!!』
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