第7夜 Glory Days

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――おし、今度は店探しだ!!  気を取り直し、今度は家のパソコンに向かい適当に検索をして適当にクリック。 『素敵な記念日に‥‥特に記念じゃねぇしパス』 『思い出作りに是非当店で‥‥どうせ作るなら思い出より子供だし‥ここもパス…』 ――浴衣、フェア?……よし、これ決まり!!ナイスフェア!! 肝心の料理の内容は見てないが俺は麻理の浴衣が見たい、だからこれ!!  さっそく電話で予約を入れると、22時からしか空いてないとの事。 ――遅い!!けど浴衣みたい…… 『お願いします!!』 って事でよし、麻理に伝えよう。  麻理の浴衣なんか見たら俺の理性なんか銀河の彼方に吹っ飛びそうだけど、それはそれ、俺男だし! 『もしもし麻理ぃ?』 「どうしたの?」 『麻理さぁ、浴衣ある?』 「浴衣?んー、うん!どして?」 『じゃぁデートの時それ着て来てね!』 「え?なんで?」 何故か怪しい声で聞き返された…… ――俺の下心ですけど? 『いいから、着て来ないと先に進めないから!』  こう言う時はごねられる前に一方的に話して切るのがいい。 『頼むよ!絶対ね!!愛してる!!!』 プッ……プーップーッ… 決まった! ――あ!そうだ! 俺の行く美容室は麻理と同じ店、せっかくだしアップしてもらっちゃおう!  すぐに美容室に電話、予約を入れ、すかさず今度は麻理にメール、ここで電話をするとまた面倒になる。 ”当日、髪は適当でいいからね!とにかく頭はお洒落ダメだから! じゃぁ俺寝るからまたね!“ なんて素早い行動!男はやっぱり行動力ですよ。
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