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――早く日曜日にならねぇかなぁ、浴衣プレイ……
今すぐ逢いに行って今すぐ抱きしめて麻理に触れたい。
『んぬぅううう!!!』
浴衣プレイを想像すると、興奮が収まらず居ても立ってもいられずに近所のパチンコ屋に行った。
――ここで勝ったらその日はホテルに連れ込んでやるぜ!クフフ
近所の大きなパチンコ屋で、凌ぎの1番開始!
『あー、適当に座るか……』
―…―……3時間後……
『4万!!!』
車に戻り、財布を広げ俺は大きな声を出した。
1万位勝てたらいいと思ってたのにまさか4万も!
――俺の興奮を収めるのに4万使うとは……高くついたぜ……
寝てれば良かった……
つか、一気に金欠モード突入?
――……また節約かよッッ!
金がこれで尽きる訳じゃないが、麻理との結婚も考えて少しずつ貯金もしてる、だから……また節約。
――金を抑えて愛を放出なのさ……
ラジオを消して静かに家に帰った。
――今日は結果最低な気分だ、早紀でも呼んで負けた分飲ませてもらうか
早紀にメールを送りシャワーを浴びた。
早紀は仕事が終わり次第連絡するとメールが来て、俺はそれを読み返事を返さず携帯を閉じ、着替えて部屋を後に。
仕事をバリバリこなし、麻理とのデート当日、麻理に電話をして、浴衣を着たか確認を取って迎えに行き、家に着く手前で再度電話をした。
『もう着くよ!』
「はーい、今出るねっ!」
暫くして麻理が前から現れた時、俺は唖然とした。
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