第7夜 Glory Days

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「え?あぁ、開けていいの?」 『開けずに飾っておく?』 「そうだよね!」 そう軽く笑って包みを丁寧に開ける麻理。 ――これが美佳だったら、きっとバリバリにして開けるに決まってる! 見習えってんだ! 「あっ!お財布だ!」 麻理の声が明るくなった、気がした。 『前に財布欲しいって言ってたからさ!』 「そうだっけ?でも何で欲しかったやつまでわかったの?」 『あぁ、麻理の友達にメールして聞いてもらったからね!』 「え?友達…………あ!!」 何かを思い出した様だ。 「確かにそんな事あった……かも……」 そうでもない様だ…… 「ホントに貰っていいの?」 『嘘だったらどうするのそれ……』 「だね!まこ……ありがとう!」 ―…口許は笑っているが、やはり少し寂しそうな目をしているが、運転している遊人は気付かない。 『おう!けど、その財布には金あんまり入らねぇかも』 「どうして?」 『俺の愛情たっぷり詰め込んであるから!ブハハハ!!』 「……バーカ、寒いよ!」  凄く冷たい言葉だけど、クスッと笑う麻理が堪らなく愛しい! 『エアコン要らずでいいだろ?』 「うん、ホントにありがと、まこ!」  言うと同時に、麻理は遊人の頬に軽くキスをした。 ――俺の台詞は寒いけど、麻理があったけぇ!!襲いたい!今すぐ!!
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