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「湿気た顔してんじゃねぇよ」
「透?!」
「よっ!!静香」
後ろからいきなり声をかけてきたのは、隆之の親友で、静香も何度か遊んだことがある、柴山透(シバヤマトオル)だった。
「あの2人、付き合ってたんだ?」
「…あぁ」
「いつから?」
「…言えない」
「いつから、隆之は遊姫を見てたの?」
「…」
「…ごめん」
「静香、今日飲みに行くか」
「は?」
「おごるし、愚痴れ!!な?」
「ありがと…」
約束を決めてしまったものの、静香は内心複雑だった。
相手は隆之の親友だ。
…断ろう、やっぱり。
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