ACT.1 特別任務

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シルクバートン軍施設本部~部隊長室~ 「あ、隊長? 司令から呼び出しがありましたよ?」 グレーの軍服を着たいかにもというような女性隊員が一人の黒い軍服を着た赤髪セミロングの少年に告げた 「司令から?何だろう…… まぁ、ありがとう♪」 少年は少し考えたような素振りをして微笑んで言った 「い、いえ/// お役にたてて光栄です///」 女性隊員は頬を赤らめて言った 「シズさん顔が赤いけど、大丈夫? もし熱があるなら休んでね? もし体調でも崩したら大変だし」 少年は女性隊員をシズと呼び心配そうに言う 「だ、大丈夫ですよ///」 「本当?」 少年はそう言い、軽く背伸びをして自分の額をシズの額に当てる 「た、た、隊長!?///」 シズは顔を真っ赤にして言う 「熱いよ? 明日から学園なんでしょ? しっかり休んで熱下げなきゃ 学園休んだりしたらDコースね」 少年は心配そうな表情で言う 最後の方はやはり隊長なのだと思える表情だった 「え!? ディ、Dコース!? あ、アレだけは隊長どうかご勘弁を!!」 シズの顔からは完全に血の気が引いていた 「嫌なら今日はもう自室で休むこと! それじゃあ、僕は司令室に向かうから」 少年はそう言うと部屋を出る 「行ってらっしゃいませ!」 シズは少年が出て閉められたドアに向かい敬礼をした
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