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蓮華は神田に激怒していた。
それは個人が意見を述べる事が問題ではなかった。神田の中にあるキングへの不信感が問題であった。
「どうやら神田は俺達が絶対に守らなければいけないものを勘違いしているようだな。キングへの不信感を露骨に表す事こそ、この組織に対する最大の悪事だ」
蓮華が腰に差す刀を触るとキングがそれを制止する。
「蓮華やめておけ。本題に戻るぞ」
神田は蓮華の威圧感に圧倒されもう何も言えなかった。
こうしてこの後、会議は遅くまで続いた。
その計画は先の国会議事堂爆破テロが霞んでしまうような壮絶な内容であった。
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