狩り

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ところは変わりここは真希達の隠れ家。 真希達は山を一つ分買い占めた資産家の土地を使わせて貰っていた。 そこにある元防空壕でもあった大きな洞窟を改良し団体で暮らしが出来るようなアジトになっていた。 白ウサギ団というのはサンクチュアリが勝手につけた真希達反サンクチュアリの総称だった。名前に無頓着な真希であったが白うさぎのメンバー達は自分達がそう呼ばれている事を嫌い組織に新しい名前をつけた。 その名前が『赤丸救済軍』である。 それは日本を愛するがゆえに日の丸の旗をイメージし日本を救いたいという気持ちが込められていた。 「真希。禎清との連絡は取れたのか?」 声の主は赤丸連合軍No.3の男。そのすさまじい破壊力の拳から仲間内からは鉄の拳と呼ばれている片瀬伸明、通称ノブさん。 元白うさぎとして五光の捕虜だった男達の中で一番強い男。 彼は人並みはずれた力を持ち赤丸連合軍の実戦訓練を指導してきた。今でこそ真希にはかなわないが、地獄島を脱出し真希が訓練により成長するまではトップの実力であった。 「ああ。禎清と合流する事になった。赤丸四天王と幹部を集めてくれ」
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