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「咲夜ー、いるー?」
この声の主は紅魔館の主である永遠に紅い幼き月「レミリア・スカーレット」。彼女は吸血鬼である。
「はい、ここに」
彼女は紅魔館のメイドである完全で瀟酒な従者「十六夜 咲夜」。彼女はレミリアを守る事に全力を尽くしている。
「ちょっと頼みたい事があるんだけど、いい?」
「大丈夫ですが、ご用件は何でしょうか?」
「ここ最近暇で仕方ないのよ。だから暇つぶしにできそうなものはある?」
レミリアは病弱のため、ほとんど外に出ることがない。そのため、用事などは全て咲夜に頼んでいる。
「わかりました。暇つぶしになればいいんですね?」
咲夜は自分の主の命令は無茶なことでも成し遂げる。そんなメイドだ。
「ええ、何か面白いものある?」
「少々お待ちください」
咲夜はなんとかレミリアのためになることを考えたが、なかなか思い浮かばない。
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