-序章-

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────江戸時代末期 「美術品が盗まれたぞーっ!」 「奴はどこに行った!?」 「…………っ!!? いたぞ! あそこだっ!」 「御用改めである!」 紅い月の夜の下。 月光に照らされた人影が、喧騒の中を駆け回る。 幾多の人々を容易に騙せる端麗な顔立ちに、闇色に染まった美しい翼。 詐欺師、と名高い怪盗 フロード。 正体は誰も知らない……。
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