3 現実と妄想

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足…重… 気持ちワリィ… 忌まわしき生徒会室。 行きたくないけど…とか思ってる内に着いちゃった。 入りたくない。だけど…後が怖い。 私は、そっと扉を少しだけ開いた。瞬間、耳に飛び込んだのは先輩の声だった。 「嘘…、気になってるんだろ?」 「俺が?まさか…。からかって遊んでるだけ。」 ん?からかう? 会長がからかうってば…私の事だ!(悔しいけど解るわ…) てか、先輩部活は?(人の事言えないけど💦) 「何だよ。ヤキモチ?可愛いなぁ…。」 「違っ!陸夜、ダメッ…はぁ。陸…。」 「臣、可愛いよ。」 何…? 何が始まったの? て、まさか又キス!? だって、私を呼んだの会長だよ? 考えて行動してよ! こんな中…放置!?―されてる気分。 「んっ。」 「何、口塞いでんの?この手邪魔。」 シュルッと音が聞こえる。何を出したんだろ? 段々、興味が出てきて耳をすましてしまう。 「あっ、陸夜。」 「―まぁ、集中しろよ。弓道部の副部長さんよ…。」 「ん~!」 「だぁから、声出せって言ってんの。何、頭振ってんのさ。―仕方無いなぁ。じゃ、お仕置き。」 「え?え?―う…やぁ!」 何だ? 何が起こってるの? 入りたいけど出来ない! つか、イジメ度強すぎない? ちょっと興奮するけど。
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