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「マジで…?」
すると、また声が聞こえた。
「―くや。」
間違える筈が無い。
その声は大好きな弓道部の『遠山臣(とおやましん)』先輩だった。
「何してんだろ、先輩。覗いちゃえ。」
あぁ、この好奇心を恨むわ…。
覗いた私の目に飛び込んだのは、先輩が教壇に座らされて、キスしてる姿。―しかも、相手は男!
「―っと。」
艶のある声でキスを強請る先輩に、ドキッとした。―次の瞬間、私は更に驚く。
「しょうがねぇな。これで終わりだぞ?昼休み終わっちまう。」
「陸夜ぁ。」
―陸夜?
りく…
藤島陸夜!?
生徒会長じゃないかぁ!!!
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