1 先輩の男!?

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「マジで…?」 すると、また声が聞こえた。 「―くや。」 間違える筈が無い。 その声は大好きな弓道部の『遠山臣(とおやましん)』先輩だった。 「何してんだろ、先輩。覗いちゃえ。」 あぁ、この好奇心を恨むわ…。 覗いた私の目に飛び込んだのは、先輩が教壇に座らされて、キスしてる姿。―しかも、相手は男! 「―っと。」 艶のある声でキスを強請る先輩に、ドキッとした。―次の瞬間、私は更に驚く。 「しょうがねぇな。これで終わりだぞ?昼休み終わっちまう。」 「陸夜ぁ。」 ―陸夜? りく… 藤島陸夜!? 生徒会長じゃないかぁ!!!
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