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「んっ。」
「これでおしまい。俺、雑務残ってるから行くわ。お前は、もう少ししてからおいで。」
「ん…。」
トロンとした目の先輩。超可愛いじゃないかぁ!―て、ヤバい。行かなきゃ。
だが。私が走り、角を曲がるのを会長はしっかりと観ていたのだ。
「―黄色の靴紐は1年? 見られたかな?」
そして、会長という名の悪魔は…私の後を付いて来ていた。
「失礼しましたぁ。」
資料を持ちながら、生物室前を通ると、さっきのシーンがよみがえった。
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