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私が叫ぶと、会長は驚いていたけど。溜め息をついて話し始めた。
「お前が、臣を好きなのは自由だが。臣だって恋愛するのは自由だろ?ただ、同性愛者だった話だから。」
「それが…ショックなんじゃないかぁ。」
泣きじゃくる私に、会長は近付いて呟いた。
「差別するか?」
「え?」
「ま。いいけどさ。あ、俺と臣の仲は長いぞ?中学からだから。」
「どうして、そう傷付く事をズバズバ言ってのけるかなぁ?皆の憧れ生徒会長さんがホモだってバレた時には…。」
私の言葉を遮るように、会長は近付くと…
チュッ
カシャッ
同時に唇と機械音が鳴った。―唇と機械音?
て…
「―!!携帯!」
「巧く撮れたよ?俺達のキス♪」
空いた口が塞がらないとはこの事よ!
「これ。バラまかれたくなかったら。秘密は守りな?」
「ち…チックショー!」
「ついでに、俺バイだからぁ。襲われないようにね?1年生♪」
かくして
悪魔と私の闘い?は始まったのだった。
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