1 先輩の男!?

5/5
前へ
/50ページ
次へ
私が叫ぶと、会長は驚いていたけど。溜め息をついて話し始めた。 「お前が、臣を好きなのは自由だが。臣だって恋愛するのは自由だろ?ただ、同性愛者だった話だから。」 「それが…ショックなんじゃないかぁ。」 泣きじゃくる私に、会長は近付いて呟いた。 「差別するか?」 「え?」 「ま。いいけどさ。あ、俺と臣の仲は長いぞ?中学からだから。」 「どうして、そう傷付く事をズバズバ言ってのけるかなぁ?皆の憧れ生徒会長さんがホモだってバレた時には…。」 私の言葉を遮るように、会長は近付くと… チュッ カシャッ 同時に唇と機械音が鳴った。―唇と機械音? て… 「―!!携帯!」 「巧く撮れたよ?俺達のキス♪」 空いた口が塞がらないとはこの事よ! 「これ。バラまかれたくなかったら。秘密は守りな?」 「ち…チックショー!」 「ついでに、俺バイだからぁ。襲われないようにね?1年生♪」 かくして 悪魔と私の闘い?は始まったのだった。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

173人が本棚に入れています
本棚に追加