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「臣!」
「陸夜?」
ドキ→!
想像もしなかった声が耳に入る。―会長だ。
何で来たの?嫌がらせ?ヤバい。目を合わさないようにしよう…。
「あれ?昨日、“ぶつかりそうになった子”―確か、南巳ちゃん!」
ひぃ!!!
いつ、ぶつかりそうになったんだよ。
しかも南巳ちゃんて!
南巳ちゃんて!
(パニクって二回も言ってます😁)
「ちょこっと、生徒会室に来てくれる?―落とし物があるから。」
含みがある…
怖い…
だけど、奴には写メがある。逆らえない…。
「はい。」
つか、名前どこで知ったんだ?教えた覚えは無いが…
「―陸夜。」
「ん?―あぁ。大丈夫だよ。心配いらないから。」
優しく先輩に話す会長に、周りは溜め息をつく。
「ちょっと私。禁断の世界を想像しちゃったぁ。」
「仲いいもんねぇ。」
いや、お姉様方。
禁断の世界は、現実に起きているんですよ!
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