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「私は…大河の事が嫌いなんだよ?」
その言葉を聞いた瞬間俺の目の前は真っ白になった。
今まで好きと言ってくれたあの言葉は一体何だったんだろう?
気が付けば俺は彼女の前から走り去っていた。
そうだ。これは夢だ。現実じゃない。
目を覚ませば優しいあの笑顔を見れるんだ。
目を覚ませば俺は1人部屋に居た。
隣に彼女の姿はない。
きっとリビングだろう。
しかしリビングには心配そうに俺を見る親友達しか居なかった。
そして俺は思い知った。
「く…くそぉぉぉぉぉ!!」
あの言葉は現実のもの。
もう彼女は…優乃は俺の隣に居ないのだ。
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