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「そういえば、命はいないの?」
「命?んーあー、みこちんねー。今日は学校来てねーっすよー。すよー」
「命が?あいつ皆勤賞狙ってたのにな」
「理由はわかんにゃいけど、昨日家にも帰ってねーってよー」
「ふーん」家に帰ってないとな。ますます、らしくない。
「ふーんって結構無関心すなー。すなー」
「命のことより、さっきから華さんの喋り方の方が気になるんで」冗談だけど。
「おー、気づいてくれたかー。可愛いだろ?」
「さぁ?」ニャハハと笑うその顔は間違えなく俺のハートにハートブレイクショット。もちろん、良い意味で。
今のなし、表現があまり良くなかったからなしなしなし。
まあ、どうでも良いけどね。
「ハナハナって呼んでよー」
むーっと、されても困りますぅ~。カップルじゃねーんだから恥ずかしいだろい。
あー、カップルでも恥ずかしいか。とりあえず、ハナハナ(苦笑)とか思ってみた。嘘でーす。
それに、そんな呼び方したらアナタのクラスの男子達に何をされるやら。
とりあえず「ヤダ」と答えるのがぶなーん(無難)。
「えー、何で何で?みこちんはハナハナって呼んでくれるのにー」
「それは、命だからだろ。俺は、いやー」
「ぶーぶー、私は楓にハナハナって言われると嬉しいのにぃ・・・・」
「HAHAHAないない」
「うがー、お前を食べちまうぞー!!」
「はいはい、もう体育始まるから整列しろ整列」
「けっ!」
何で呼び名ぐらいであんなにムキになるんすか~。
おもしろ~い。と、嫌なキャラを演じきれる自信はないので自重自重。
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