心は宇宙に、指先は君の頬に…

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君の涙流す夜は、美しいから見ていられない。 息を吐いたら生きてる事になるなんて、嘘のような情報。 信じないから、また独りになる。 多数に交ざる生き方を誇れたなら、自分は何に生まれ変わってしまう…。 病んだ気持ちを、人に移す事で幸せを感じる。 治らないから、分かってもらえたら嬉しい。 一緒に病んで喜びを忘れよう。 魂を喰らうような大きな夢を見れなくなったら、立派な大人になってしまっている。 僕の事を好きになってくれる日は、いつですか? 宇宙は答えを知りながら、見て見ぬ振りをする。 心は宇宙に触れる事はなく、人の中で沈んでいく……。
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