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「降りてきました
突進してくるみたいです!」
「よし、散れ!!」
よく分からんが指示に従っておこう!
一斉に散った俺たちを見てレウスが脚を止め、俺の方を向いて息を吸い込んだ
「ナナシ、ブレスだ!!横に飛べ!!」
とっさに横に飛んだ
「グオオ」
レウスが出した火の玉は物凄い勢いで俺がさっき居たところを通過する
俺からしたらショボいブレスだが今は人間だ
当たったらやばいと思う
「オラァ行くぜ!!」
ネルがブレスを出した後の無防備なレウスへ槍を向け攻撃した
「私も!!」
ミルキも負けずとボウガンを連発している
「俺も行くか!!」
大剣を肩に担ぎレウスに向かう
「ナナシ!!レウスの体力はかなりあるからこのままでは長期戦になる!!だから頭を狙え!!」
「頭だな、わかった!」
レウスが振り回している尻尾をよけ、まずは一撃を顔にいれるため全力で大剣を振り落とすと
「グギィ!?」
レウスの顔は地面にめり込み、そのまま倒れてしまった
「あっあれ?」
レウスの頭がグシャグシャになっている
体力があるって言ったからもっと長くなると思ってたのに
ネルとミルキを見ても予想外の展開に固まっていてしばらく動きそうにない
「力…制御しないとバレるな…」
いろいろと前途多難なナナシであった
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