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「ああ、先日連絡した新人ハンターのナナシだ」
少女の鋭い目線を正面から受けて立ち見返す
「貴方ヒョロイけど大丈夫かしら?」
「問題ない
弟子を卒業したのはつい最近だがモンスターとの戦い方は分かっている」
「…そう、でもね…
…貴方の敵はモンスターだけではないわよ…それだけは覚えておきなさい…」
意味深なことを言う少女にナナシは首を傾げるがまだ村長に会ってないことに気付いた
「…忠告か?一応礼は言っておくよ
ところで村長に会いたいのだが…」
「分かったわ…ついてきて」
翻して歩いてく少女をナナシは追う
そして気付いた
(嫌な目だな…どうやら俺は歓迎されてないみたいだ)
村に入ると村人が一斉に作業を止めてナナシを冷たい目で見た
明らかに嫌悪感を抱いていた
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