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†sideアヤクス†
「ハァッハァッ」
しばらく走り続けておじいちゃん…村長の家に私は帰って来てすぐに自室に入った(村長は気絶中)
「あいつ…」
私の頭にあるのはあのガルルガシリーズを纏った嫌みな口調のハンターのこと
あいつは【真のハンター】というものを村人に見せてくれると言った
私の前で誓った
「かっこよかったなぁ…
って何言ってるんだ私はぁー!?」
恥ずかしい!!
っというかいまさらだけど私って滅茶苦茶なこと言って逃げ出したような…
ぎゃーーー!?
「く…くぅ…落ち着け私!」
ベッドの上で1人でバタバタした後、ようやく頭が冷えてきた
そしてみんなが言ってたハンターと彼は随分と違うなと思った
〈ハンターってのは結局危なくなるとすぐに守るもん置いて逃げちまう〉〈彼らは信用できない!!〉〈街のハンターだろ?どうせ青二才のやつだろうよ〉〈近くの村のハンターもあんま役に立たないし…むしろ邪魔になるんじゃないか?〉〈ハンターは裏切るよ…今までのようにね〉
みんなこう言っていた
でも、私はあの人は何故か裏切らないと思った
あの時の威風堂々としたあの真剣な顔が私をそう思わせた
「だだ、だからと言って気になるわけでは~…///」
また顔が熱くなった
明日彼にどんな顔して会えばいいのだろうか!?
今日はなかなか眠れそうもなかった
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