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†sideナナシ†
「なんだあいつ…」
アヤクスはいきなり走って帰ってしまった
「まぁいいか、若い人間の娘にはいろいろあると師匠も言ってたしな」
そして案内された家の扉を開け中に入ると…
「お帰りにゃ御主人様♪」
ここにはいないはずの雇ったアイルーがいた
なんでお前がここにいるんだ!?
「やだにゃ~御主人様がいるところアンナありだにゃ♪」
「は~~、俺がここに住むことを今日知ったのに…何でお前がすでにいるのか聞きたいんだが?」
ニパッ~っと笑うアイルーが最近のナナシの悩みの種だった
このアイルー♀の名前はアンナ
俺が師匠から言われた卒業試験でたまたまイャンガルルガに襲われてたコイツを危機一髪で助けたところ…物凄く懐かれた(目がハートになっていたのは気のせいだろう…いや、絶対気のせいだ)
その後は無事試験を終えて、付いて来るアンナをどうにか撒いてきたが…何故だが先回りされていて、しかも師匠と仲良く談笑していた
結果こいつは俺が雇うことになった(雇うまでストーカーされた…)
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