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「理由はそれだけではないにゃ御主人様」
リビングに戻りこの村のことを考えていると後ろから復活したアンナが真剣な顔して立っていた
その手にはアイルー族専用の手帳がある
「御主人様があの娘から聞いた【腐れ】ハンターの他にもう２つ、街から来た【ウジ虫】ハンターと【生ゴミ以下】のハンターがこの村で事件を起こしてるにゃ…主にこの３つの事件で村人がハンター嫌いになったと言っていいにゃ」
言葉が汚いぞアンナ
かわいい口からそんな汚い言葉がでるとは…よほど酷い事件だったらしいな
「【ウジ虫】ハンターは２０年ほど前…この村が出来て一年後に来て、他のハンターがいないことをいいことに報酬額を脅して上げさせたり、村の娘にちょっかいを出しまくったりして最後にはリオレウスが来たら戦うことなく逃げたらしいにゃ
ちなみに顔は【ババコンガ】と【モス】を足して割ったような顔だったらしいにゃ」
「………へ～」
ものすごくわかりやすかったが何でそこまで詳しいのかが疑問なんだが？
つかそのハンターの説明は人間ではなく化け物の説明だ
どんな顔か非常に気になるのだが…話の続きを聞こうか
「その【ウジ虫】ハンターのことをみんな『ブタゴリラ』と呼んでいたことからこの事は以後『ブタゴリラの乱』と呼ぶことにするにゃ（命名アンナ）」
「ブタゴリラってそのまんまだな…ますます見てみたい」
２０年前だから今はもっとシワが出来てブタっぽくなっているに違いない…生きていたらな
そんなやつが野生の世界で生きていけるとは思えん
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