0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
叶わないとはわかってる
願わずにはいられない
無力を歎く暇もなく
理不尽は突然に
もう一度だけ笑って欲しい
涙で枯れた頬を潤ませて
身体を震わせて…罪は他にある
だから…
届かないとわかってる
手を伸ばさずにいられない
傷を見るのには慣れて
貴女は泣き続け―…
這いつくばって
生きるのに意味は?
痩せていく心に
強くなれと言い聞かせて…
全てが嘘だと言い切れるんですか
見返りを知らない馬鹿野郎
そうさ鎖を軽いはず
もう一度だけ憎んで欲しい
泣き疲れた貴女の結末
自慢の刃物で切り刻め
奴に、復讐の味を
最初のコメントを投稿しよう!