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‘一読者として………’
そういゃあよ、道化師が小説を読み始めたのって彼方さんの影響なのか?
(彼方さん;道化師の母親…………のような人。かなりスパルタな性格で自称『繊細の象徴』)
「うん、彼方さんはかなり毒舌だからねー、もちろん作者に対しては目に見えて失礼なことはしないけど、その実かなりの有毒批評家でもあるのさ☆」
有毒だぁ?作者にも読者にも直接に言うやつには思えんが…………o
違う違う、というように道化師は肩をすくめて両手をぶらんと振った。
「有毒なのはね、批評されたひと本人じゃなくて、それを聞いた第3者だよ。特に、ワタクシね」
…………なるほど。すごそうだな。
「彼方さんは理論武装者だからね、いってることもあながち間違ってない辺りがもうどうしようもなくってね~」
へぇ………例えば?
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