🍀ｸﾛｰﾊﾞｰ🍀

第一章 1st 🍀ｸﾛｰﾊﾞｰ🍀

「なぁ…涼太なんか面白い事ねぇ？」

「ねぇなぁ…」

「達弥よばねぇ？」

「達弥はバスケだよ。」

「てか…涼太もバスケじゃね？」

「ﾀﾞﾙｲからパスった」

「涼太って試合しかいかねぇんじゃねぇ？」

「まぁ…俺が行かなきゃ勝てねぇし」

「自己中」

「智喜だって脳みそ事故中だろ？」

「なぁ…ｸﾛｰﾊﾞｰいかねぇ」

「暇だし…いいよ」

智喜…12歳
ｱﾆｷが二人いる。

涼太…12歳
妹と二人兄妹

涼太と智喜がｸﾛｰﾊﾞｰに着く。

「あいつら誰だ？」

「しらねぇ…見たことねぇ」

丘の上に二人座っている。

「双子みたいだな…」

「おぅ…そっくしだ…」

「しめとく？」

「好きだね…智喜」

「俺は一人でもやるけど…」

「しゃあないな…付き合うか」

涼太と智喜が近づくと会話が聞こえて来た。

「やってけるかな…」

「もう…くじけてるし…」

「だって…」

「じゃぁ巧だけ…父さんか母さんかどちらか着いてけば？」

「匠は？」

「俺はﾊﾞｧちゃんとこの町に住む」

「俺も…ﾊﾞｧちゃんがいい…」

匠と巧に涼太と智喜が近づく…

「お前ら見ない顔だな」

「どっから来た？」

「だれ？」

「なんか用？」

巧(ﾀｸﾄ)…12歳ﾊﾞｽｹ歴6年
匠(ﾀｸﾐ)…12歳ﾊﾞｽｹ歴6年

「そこ俺らの場所やからどけや」

「ここは公園だろ？」

「うるせぇ…泣かすぞ」

「残念だけど…僕らの腕は喧嘩の為にあるんじゃないから」

「なんの為にあるんや？」

「もちろんﾊﾞｽｹの為だよ。」

「ﾊﾞｽｹだってさ…笑えるなぁ涼太」

「1on1で勝負する？」

「勝負して下さいだろ？なぁ智喜」

「俺はﾊﾞｽｹより殴る為に拳があるからな」

「喧嘩はしないﾊﾞｽｹならやるけど」

「もう帰ろうよ匠」

「巧だけ帰れよ」

「えぇ～僕だけ…」

「巧は下手だし…足手まといだからな」

「もういい！帰る」

巧が怒って帰っていった。

「ﾊﾞｽｹやるの？やらないの？俺はﾊﾞｽｹでしか勝負しない！どうする？」

「しゃあなし…涼太相手してやんな…」

「あぁ…負けても泣くなよ。」

「どっちが…」

涼太と匠と智喜が古びたリングの下に立つ