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そして秀吉が待つ城門へと向かった。
「お市殿~!お市殿ではないかぁ~久しぶりだぎぁ。」
秀吉はハイテンションで近づいて来た。
「猿、近づくでない。見るだけでも汚らわしい。」
お市の方は秀吉を清洲に居た頃から嫌っていた。
「かぁ~これは厳しい御言葉で…。」
秀吉はショックを受けしばらく黙っていたがまたすぐにしゃべりだした。
「えっ~とお市の方にひぃ、ふぅ、みい…。万福丸がおらぬではないか!」
「万福丸なら逃がしたわ。」
お市の方は勝ち誇った顔で答えた。
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