覚醒

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「まだちょっと早いな…」 授業が始まるまでまだ時間があったのでトイレで時間をつぶすことにした。 といっても、やることもないのでぼおって立っているだけ… 「キモー。鏡なんか見てるんですけど~。」 「…。」 「ブスは鏡見なくていいんだよ。」 「上田さんにそんなこと言っても分からないって。頭も悪いんだし。」 キャハハッ… 「…。」 私は身長は140cmほどしかない紛れも無いチビだった。成績も悪くテストではいつも0点をとるような子だった… 顔は年齢の割にはっきりと濃い顔をしていたので気持ち悪がられていた。 そのためか私はいつの間にかいじめの標的になっていた…
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