第三章

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━━一週間後 美夏はまた帰り道に優馬の部屋を訪れていた。 たわいもない話を1時間もした。 そして話は思い出話になった。 「ねえ、その写真みして?」 美夏は優馬の勉強机の上においてある写真立てを指差していった。 「あ・・・これね。はい。」 「・・・これ優馬くん?」 美夏は一人の学生服の男の子を指差して聞いた。 「あ・・・うん。」 「かわんないね。クスッ」 「よくいわれる。クスッ」 「ありがと」 美夏は写真を優馬にかえした。 このころ美夏は優馬にタメ語で話せるようになってきていた。  
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