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亡くなった父
そこにいないのはあたりまえ
昔から居ても存在さえ否定されてきた私は、亡くなったときいても、ただの伝えかた、会話の言葉と認識した。
居てもいないといわれ、死ねと言われ続けてきた私の頭は、麻痺してる。
親でも本気で泣けない。悲しいけど、中途半端な悲しみと、いなくなったことを理解してない頭。
ただ 口を聞けなくなった父。
私の中にはまだ父がいる。
頭の中にも夢にまでいる。
存在していない人をいると感じてもいいんじゃないかっておもうんだ。
だから父はまだ私の傍にいる。
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